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24歳からの大転職!女性パティシエが届けるつくりたての「和三盆リングサブレ」(兵庫県芦屋市)

今回は、兵庫県の芦屋市にある洋菓子屋、ポッシュ・ドゥ・レーヴの伊東さんにお話しをうかがいました。洋菓子の世界に引きつけられた海外での体験や、ショーケースに並べられるケーキの秘密について教えてくれました。

掲載日:2017-06-08

インタビューに答えてくれた方
ポッシュ・ドゥ・レーヴ芦屋 / オーナーパティシエ 伊東福子さん
兵庫県生まれ。
24歳から東京代官山コルドンブルーにて製菓を学ぶ。
その後、個人店勤務を経て東京パレスホテルに勤務。
2006年には、日本最大級のコンクール、ジャパンケーキショー東京のコンフィズリー&クッキー部門にて1位にあたる連合会会長賞を受賞。
その後、神戸ポートピアホテル「アランシャペル」勤務を経て独立し現在に至る。

パティシエを目指したきっかけを教えてください。

大学生のときフランス旅行に行った際に、そこで食べた焼菓子に衝撃を覚えたのがきっかけです。バターと小麦粉の香りが豊かで、焼菓子であるのに「鮮度」を感じました。
帰国後、「日本でも、あんなに美味しいお菓子を食べられたらいいのに」と思って探したのですが、どこにもなくて。「無いんだったら、自分でつくろう!」と考え、お菓子教室に通うようになりました。

大学を卒業後、パティシエになられたのですか?

いいえ、卒業後は高校の事務として働き始めました。
けど、お菓子への気持ちが抑えられず、休暇を利用してフランスの製菓学校に短期留学をしました。そこでプロのパティシエの巧みな技に魅了され、事務の仕事を辞めて日本の製菓学校に通うことに決めたんです。

安定したお仕事を辞めたんですね。

お給料はたくさん貰っていたし、仕事もキツくなく、人間関係にも恵まれていたんですけどね。
当然、家族や周りの人からは反対されました。最初は父も反対していたんですけど、私が「一度しかない人生だから、自分の思うようにやりたい!」と伝えると、「わかった。途中で投げ出すようなことはするな」と認めてくれました。
18歳から製菓学校に行くのが当たり前の中、私は24歳でスタートすることを決めたんです。

遅めのスタートだったので、苦労されたのではないですか?

そうですね。普通、製菓学校は2年かけて卒業しますが、私は年齢を重ねていたのでそんな余裕はなく9カ月で卒業しました。短い時間でたくさんのことを身に付けないといけないので、とても大変でしたね。
そして生計を立てるために、学校に通いながら派遣社員をやっていました 笑
派遣先はインターネット関係のコールセンターでしたが、全く興味のない業界だったので業務内容を覚えるのにも苦労しました。

製菓学校を卒業してからはどうされたんですか?

それからはいくつかのお店で働かせてもらって、2009年に今のお店を開きました。

お菓子づくりのこだわりを教えてください。

「つくりたて」にこだわっています。その日売れ残ったケーキを翌日に販売する洋菓子屋もあるんですけど、うちは当日限りにしています。
よくお客様から「夜はケーキが少ないね」と言われるんですけど、作り置きせず丁寧につくっているので、目一杯製造したとしてもこれ以上ご用意できないんですよ。

新鮮なお菓子を食べられるのは嬉しいですね。それでは逸品を紹介してください。

「和三盆リングサブレ」という、四国和三盆糖を使用したリングサブレです。
ジャパンケーキショー東京のコンフィズリー&クッキー部門で最優秀賞を受賞したんですよ。人気NO1の商品で、とろける食感と、ザクッとした食感を同時に楽しめます。

このサブレも「つくりたて」にこだわっているんですか?

そうですね、他の店に比べて賞味期限は短めに設定していますし、生地を冷凍保存するお店も多いのですが、うちはやっていません。
そして手作業にもこだわっていて、生地をくり抜くのも全部手でやっています。作業をするスタッフの手にはくり抜き用の金型のタコができてます 笑

パッケージも素敵ですね!

店舗の近くを流れる芦屋川の雰囲気が好きなお客様が多くいるので、芦屋川をイラストにした箱を用意しています。空箱を枕元に置いてくださるほど、気に入ってくださるお客様もいましたよ。

それは嬉しいですね。それでは最後に、お客様に一言をお願いします。

一つひとつのお菓子を、その先にいるお客様のことを思い一生懸命つくっています。ぜひ、つくりたての美味しさを味わってください。

パティシエを志している女性へのメッセージとしていただいた「好きなだけなら趣味としてやった方が良い」「一度目指したのであれば、最後まで貫いてほしい」という2つの言葉が、心からのエールのように感じました。
店名になっている「ポッシュ・ドゥ・レーヴ」は日本語で「夢のポケット」という意味だそうです。パティシエール(女性パティシエ)の夢、想いが込められたお店に、ぜひ足を運んでみてください。

PENGY編集部

和三盆リングサブレ

価格:1個 160円

店舗情報

店名:ポッシュ・ドゥ・レーヴ芦屋

住所:兵庫県芦屋市公光町9-7

ホームページ:https://www.poche-du-reve.com/